丹波篠山春日神社改築記念「春日能」— 丹波篠山で受け継がれる梅若の伝統
皆様、いよいよ秋の風が感じられる季節となりました。
梅若研能会は
丹波篠山にて開催される「春日能」に出演させていただく運びとなり、誠に光栄に存じます。
今回の舞台は、長い歴史を持つ春日神社の改築を記念して催されるものです。
丹波篠山と梅若家の深い歴史
梅若家と丹波篠山の結びつきは、実に永きにわたり続いております。
丹波猿楽の梅若座の存在は世阿弥の時代に知られており、梅若家が今も丹波篠山と深い縁を保ち続けているのは、大変有り難いことでございます。
伝統を守り続ける「年越しのお能」
このように、丹波篠山と梅若家の関係は非常に古く、私どもはこの関係を大切にしながら、毎年の年越しに、お能を奉納してまいりました。代々にわたり、この伝統を守り続けてきたことは、梅若家にとって誇りであり、この地域の皆様との絆を深める大切な機会でもあります。この年越しのお能は地域の皆様との大切なつながりであり、私どもにとって心から感謝すべき行事であり続けています。
春日神社の改築と記念の舞台
今回の「春日能」は、春日神社の改築を記念する特別な舞台です。改築された春日神社は、まさに新たな歴史の一歩を踏み出す場所となります。私ども梅若研能会としても、こうした大切な節目に舞台を務めさせていただけることを、心からありがたく思っております。
梅若紀長・梅若志長による奉納
当日は、梅若紀長と梅若志長が出演し、梅若家の伝統を受け継いだ能楽を奉納いたします。梅若家の能楽は、丹波篠山との歴史を共有するものであり、その技と心は、代々にわたり受け継がれてきたものです。観客の皆様には、能楽の奥深さを感じていただけることでしょう。
皆様へのお誘い
このような機会は、そう頻繁に訪れるものではありません。春日神社の新たな門出を祝うとともに、丹波篠山の歴史と梅若家の伝統に触れることができるこの舞台を、ぜひ多くの皆様にご覧いただきたいと願っております。
春日神社の厳かな空気の中、能楽が織りなす雅な世界に身を委ね、秋の一日を特別な思い出としていただければ幸いです。ご家族、ご友人とお誘い合わせの上、どうぞ足をお運びくださいませ。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
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