異世界との交通手段だった馬

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馬ってかっこいいですよね。

ほんのちょっと前まで我々人間にとって、世界最速の乗り物であり、賢い友人でもあった馬。

重いので馬に気の毒で乗馬は数回しかしたことがありませんが、温かい美しい動物だなあといつも思います。

歩いているだけでうっとりさせるなんて、なかなか無い存在ですよね。

そう思いませんか?

神社に白馬が飼われているのも、神の世界との交通手段だったからとか。

伊勢神宮の内宮にお参りした時はちょうどお散歩中だったのか馬舎はお留守でした。残念。馬が飼えない神社には、白馬の置物が置かれていることもあるそうです。

眷属神とされる動物のすがたをした神の使いは鳳凰、蛇、龍、狐、狛犬、鹿など、八咫烏もそうですね。でも馬は意識してませんでした。

能『葵上』では

「寄り人は今ぞ寄りくる長濱の、蘆毛の駒に手綱ゆりかけ」

という憑き物呼び寄せの祈りが出てきます。

使いというよりも、まさに乗り物そのものとして出てくるところに、馬の純粋な人間の友人っぷりが出ている気がしてとても好きです。

神社に奉納する絵馬も本当の馬を納める代わりだったんだとか。最速で願いを届けるお役目なんですね。

美しさもきっとその役を与えられた理由だったに違いないと思います。

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この記事を書いた人

株式会社 Umewaka Noh 代表取締役 
能を知ろうワークショップ主催
梅若万三郎家の人。家族は全員能楽師。
52歳で海外一人旅をスタートしスペインの巡礼路を歩きました。一人でも多くの人に、能と旅の楽しさを知っていただけるといいなと思って、記事を書いています。
能には旅人が登場し、観客の目となり耳となってその場の出来事を感じ伝えてくれます。私もそんな役目ができたらと願っています。

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